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北千住で「地獄の釜が開く」勝専寺で閻魔参り

祭りを楽しむ人で賑わう赤門寺(勝専寺)

祭りを楽しむ人で賑わう赤門寺(勝専寺)

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 北千住にある勝専寺(足立区千住2)で1月15日・16日、「閻魔(えんま)開き」の縁日が催された。

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 1年間で1月と7月の15日・16日のみ閻魔堂の扉が開かれ、寛政元(1789)年開眼の閻魔大王様が公開される。山門が朱塗りであることから赤門(あかもん)寺として親しまれている同寺。お参りすれば日頃の非を許してもらえる上に、万病、特にぜん息、扁桃腺炎などの喉の病気に霊感あらたかと言われている。

 文応元年の草創といわれている同寺。境内には本堂、閻魔堂、馬頭(めず)観音堂が並ぶ。本堂には本尊の阿弥陀(あみだ)三尊像、寺宝の千手観音像、閻魔堂では閻魔大王像を安置。江戸時代には歴代将軍のタカ狩りの際の休息所として活用された。

 この日は、寺の境内、大門通り、山門前の道筋に焼きそばやフランクルトなどの屋台がずらりと百数十店並び、賑(にぎ)わいを見せる。「毎回この縁日が楽しみで、今回は絵描きせんべいが面白かった」と足立区在住の中学生は話す。屋台も時代とともに変化しているようだ。

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