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千住旭町学園通りにボックスアート100点超 千住芸術村で「AAPA」とのダンスコラボも

千住芸術村に展示されている作品たち

千住芸術村に展示されている作品たち

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 千住旭町学園通り商店街と千住芸術村(足立区千住旭町)で10月31日、ボックスアート展示企画として渡邊のり子さんの個展「1610歩の旅の話」が始まった。

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 展示作品は約5センチ四方の箱の中に身近な小物を組み合わせたもので、それぞれが独立した小さな世界になっている。期間中、その作品100個以上を両所に展示する。より多くの人に作品を見てほしいと、商店街での展示を考えたという。

 タイトルは、渡邊さんが千住旭町学園通りの端から端までを歩いた歩数にちなんだもの。箱作品はそれぞれ「場」を表しており、作品を見て歩くことが「旅」をイメージしているという。

 渡邊さんは、小さいころからミニチュアやドールハウスが大好きだった。高校生になってからは、舞台美術やテーマパークの美術など、現実とは違う世界を作る仕事に憧れていた。大学の授業で、余った材料で小さな箱を作り、中にネジや小さな人形を入れてみたところ、小さい頃の感覚を思いだし表現の可能性をつかむ。以来ボックスアートを制作し続けている。

 期間中の11月5日19時から、日の出町団地にスタジオを構えるアーティスト集団「AAPA」と、渡邊さんの作品を絡めたダンスパフォーマンスを開催。会場である千住芸術村が小さな箱であるかのようなパフォーマンスを試みるという。入場無料。

 渡邊さんは「今回全部で100個を超える作品を展示する。箱一つ一つがそれぞれ全く違う世界なので、商店街を回りながら、それらの箱の世界を巡っていく感覚でゆったり楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 千住芸術村での展示は11時~19時。11月6日まで

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