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老舗喫茶「サンローゼ」北千住店、惜しまれつつ閉店へ 

「サンローゼ」看板前で微笑むオーナーご夫婦

「サンローゼ」看板前で微笑むオーナーご夫婦

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 北千住東口駅前の喫茶室サンローゼ北千住店(足立区千住旭町3、TEL 03-3882-0434)が3月28日、駅前開発のため39年間の歴史に幕を閉じる。

喫茶室サンローゼのオーナーご夫妻

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 1978(昭和53)年2月の開店以来、地域住民に愛され続けてきた同店。店舗面積は250坪で、席数は250席。同店には連日、別れを惜しむ老若男女の客が訪れている。

 中には、モーニング、ランチ、ティータイムと1日3回足を運ぶ常連客もいるという。「今日あのおばあちゃん、来てないね」と従業員の間で心配し合うこともある。大学ができてからは、学生が勉強したり、サークルで集まったりすることも増えた。お見合いに使われることもあり、多くのカップルも生まれた。

 「自分がまだ学生のころ、母が開店前に毎日1時間店頭を清掃している様子を見てきた。この思いが地域の方に届いて愛され続けてきたと思う」と康弘さん。取締役の吉田貴三(きみ)さんは「お客さま、従業員、経営者の思いが詰まったこの店。これからも皆さんの胸にサンローゼが残ってくれたら」と期待を込める。

 会計時に手渡している記念品には「お客様、貴方の笑顔に心から感謝しています。皆様と一緒に想い出を創る事ができました。永い間、幸せをありがとうございました。いつまでもお元気でいてください」(原文まま)とメッセージが記されている。

 営業時間は8時~21時(金曜・土曜は22時まで)。

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