千住で「肩書きワークショップ」 世代を超えて自分探し

肩書きを探す参加者

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  「BEの肩書きワークショップ」が2月10日、「ピーくんカフェ」(足立区千住旭町3)で行われた。主催は社会教育家で山梨県庁職員の深島孝仁さん。

贈り合う漢字を選ぶ

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 「BEの肩書き」とは、「勉強家」の肩書きで、京都精華大学で特任講師をしている兼松佳宏さんが考案した概念。「BEの肩書きワークショップ」は、世代を超えた対話の中で自分がどうありたいかの肩書きを見つけるワークショップ。当日は大学生から昭和30年代生まれまで、幅広い世代が参加した。

 参加者は始めに自分史をプレゼンテーション。次に、そのほかの参加者からその内容や個人についてのインタビューを受け、最後に、その人から得た印象を「漢字一字」に表現する。

 ワークを終えた参加者からは、「人からこんな風に見えるのかと、自分では気が付かない部分を知る事ができた」「普段とは違う自分を見ることができた気がする」「贈られた漢字がとてもうれしかった」などの声が寄せられた。

 「知らない人からの『どこから来たの?』『何をしたいの?』という問いに対して、自分が何者なのかを説明するプロセスは、自分を他者に理解してもらう行為であると同時に、自分の言葉を聞いた自分の気持ちを整理するために必要な過程」と深島さんは話す。

 「これまで自分が何をしてきて、そこからどんな思いが生まれ、その思いがどう形になって行動に現れているのか。その思いやアクションの根元に当たる部分が、『BEの肩書き』=『自分らしさ、自分のあり方』=『自分軸』と表現できるものと考える。自分軸が見つかれば、後はその自分軸に沿って行動を起こすだけ」と続ける。

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