足立区千住でインターネット放送局Cwaveが開局3周年を記念して、北千住マルイ(足立区千住3)10階・11階のシアター1010で6月25日、「TOKYO 声誕祭in Adachi」を開催する。
千住は江戸時代から東北と江戸をつなぐ交通の要所であり、同局の開局が2013年に東日本大震災の復興支援ツアーを行ったメンバーが発起人だったことから、震災から5年を迎えたこの機に現在の東北の「ヒト・コト・モノ」を伝えようと企画した。
第1部は「東北」「足立区」「自身の活動」の3つをテーマに投稿されたCM作品の上映や月間80を超える番組出演者によるステージを行う。
第2部は「白崎映美&東北6 県ろ~るショー!!」を行う。「上々颱風」のボーカリストとして活動してきた白崎映美さんの声掛けにより、東北出身の音楽家から、東北を思う指折りのミュージシャンまで集結したバンド。東日本大震災を経て、青森県八戸市出身の木村友祐さんの小説「イサの氾濫」との出会いに東北人の血がたぎり2013年に結成された。ロック、ジャズ、歌謡、民謡などを混ぜ合わせた雑食性に、東北の土着感満載のサウンド、劇団「風煉ダンス」とのコラボレーションによるステージを展開しているが、今回は青森ねぶたの跳人、赤坂さんさ踊りなどの東北の祭りも加わり、総勢80人近いステージとなる。
併せて、東北の展示・物産展を開催。入場無料。東北の日本酒や伝統工芸品などを販売するほか、東北で活動しているボランティア団体の展示や紹介などを行う。
イベント実行委員長の植村昭雄さんは「北千住駅は世界第6位の乗降客を誇るターミナル駅で、多くの人が行き交う街。この地で大学生のボランティアが50人以上も集まり、このイベントを支えてくれることになった。この日は千住で東北を感じながら多くの方と交流しつながってほしい」と話す。
開催時間は11時~19時30分。チケットはCAN(千住旭町)で受け付けている。