今川焼きを提供する「春木亭」(足立区梅島1)が7月14日、「アダチン焼き」を発売した。
「アダチン」は、日本古来の犬種である「狆(ちん)」をモデルに足立区の文化芸術振興を目的に生まれたキャラクター。ツイッターなどでのつぶやきは、どこにもこびず、毒舌スタイル。どことなく発している負の雰囲気に対してのマニアックなファンも多い。「アダチンは案外、足立区内での認知が高くないのが課題」と話すのはアダチンのマネジャー。
同商品誕生のきっかけはフェイスブック内のコミュニティーグループ「足立区いいねっ!!」。3700人を超えるメンバーが登録しており、足立区に関する情報を「掲示板」の要領でメンバーが投稿し合う。同店はその中でも度々登場。「アダチンを地域で愛されるキャラクターにしたい」という思いとマッチし、同商品が生まれた。
同店では、小倉あんやカスタードの一般的な今川焼きだけでなく、ラム酒を入れた今川焼きや冷たい今川焼きも開発。「アダチン焼き」は、小倉あんとカスタードのハーフ&ハーフを用意する。
店主の春木あゆみさんは、「今川焼きは、お子さまからお年寄りまで皆さんに愛してもらえる食べ物。その今川焼きと一緒にアダチンにも親しんでほしい」と話す。
価格は150円。ソフトクリームやあんみつ、かき氷も提供する。営業時間は11時~19時。日曜定休。