足立区生物園(足立区保木間)で飼育しているモルモットから「推し」の一匹を選んで投票する「第2回モルモル総選挙」が11月20日に始まった。
昨年初めて行った同イベント。コロナ禍により臨時休園や触れ合い体験の中止を余儀なくされる中、「生き物の魅力をどうすれば伝えられるか」を考えたことがきっかけとなり実現した。
同園では40匹ほどのモルモットを飼育。一頭一頭、毛色や毛質が異なり、全てに個性に応じた名前を付けている。その中から「推し」のモルモットに投票してもらいながら、生体に興味を持ってもらうのが目的。副園長の大川尚さんは「個性豊かなモルモットは、よく観察して名前を当てるのも楽しみ方の一つ」と話す。
第2回となる今回は、モルモットにスポットを当てた企画展示「もっともっとモルモット展」も同時開催。「生態や歴史、飼育上のケアについて深く掘り下げた」という。「今回の企画を通じて、楽しみながら、より一層モルモットについて知っていただき、生き物との接し方について考えるきっかけとなれば」と大川さんは呼びかける。
投票は12月28日まで、同園ウェブサイトで受け付ける。結果発表は1月2日を予定。