
勤労福祉会館(足立区綾瀬1)で7月22日、「足立寄席」が行われる。
綾瀬・勤労福祉会館で「足立寄席」 高座に桂竹丸さんとホームランたにしさん
当日は、落語家の桂竹丸さんとホームランたにしさんが出演する。「和の文化に触れてほしい」という思いの下、歴史書を主に出版する敬文舎(新宿区)社長の柳町敬直さんが企画した。「座ったまま一人で何人もの登場人物を演じ分け、独特の世界を醸し出す魅力を届けたい」という。
落語芸術協会理事を務める竹丸さんは、創作歴史落語を得意とする。戦後80年の節目に当たる今年は、特攻作戦に異議を唱えた飛行部隊の指揮官を主人公にした創作歴史落語「特攻セズ」を披露。「命を無駄にしてはならないと考えた部隊長の姿を通して、戦争の愚かさや平和の尊さ」を訴える。
1982(昭和57)年に結成された漫談コンビ「ホームラン」のホームランたにしさん。相方の勘太郎さんが突然の病で亡くなって4年がたつ。「勘太郎への思いを胸に、今でも一人で舞台に立っている。そのキレのある動きと語りを、ぜひ体感してほしい」と柳町さん。
演芸終了後、竹丸さんの著書「桂竹丸の戦国ひとり旅」、たにしさんの著書「いつまでもホームラン」の購入者を対象にサイン会も行う。
柳町さんは「普段は高座に行かなければ、この芸に触れることはできないが、今回は綾瀬で珠玉の芸を楽しんでいただける。ぜひ来場していただけたら」と呼びかける。
開催時間は14時~15時。チケットは木戸銭として1,000円。