北千住の商店街で1月31日・2月1日、足立合同学生文化祭「アダ街!学生祭」が開催された。主催はAdachi Students Network(ASN)。
北千住駅周辺15カ所の店舗や施設で、「知的書評合戦ビブリオバトル」や「マジック・ジャグリング」、ボクシングジムのリングをステージとした大学対抗の「ダンスバトル」など、区内の大学生や地域の活動団体による企画出展が行われた。2日間の来場者数は約1000人におよんだ。
団体代表の大久保慧悟さん(東京未来大学3年)は「千住には専門性の異なる5つの大学があるが、大学の枠を超えた学生同士の交流が希薄」と話す。同区による積極的な大学誘致政策により、北千住駅周辺には放送大、東京芸大、東京未来大、帝京科学大、東京電機大の5つの大学が立地。放送大を除いた4大学は千住にキャンパスを構えてから10年経過していない。
商店街の店舗をブースとした背景について、副代表の小関玲佳さん(獨協大学3年)は「商店街が元気な千住には魅力的なお店が沢山あるが、学生はチェーン店ばかりを利用する。千住の学生が商店街を利用するようになればと思って街を舞台にした」と話す。
「食べ飲み歩きイベント『葛飾×足立バル』と同時開催にすることで、徹底的に千住を楽しみ尽くせるようにした」と話すのは稲田知明さん(東京未来大学1年)さん。「葛飾×足立バル」と共同企画も行われた。
大久保さんは「実際にイベントをやってみて地域の方の学生への強い期待を感じた。今後も定期的に開き、千住の新しい名物にしていきたい」と意気込む。