「おいしい給食」が話題になっている足立区の学校給食に、「あだち菜うどん」に続く新メニュー「あだち菜パスタ」が登場した。
あだち菜うどんは東京商工会議所足立支部が中心となり発足した「足立区新ご当地グルメ創造プロジェクト」の一環として商品化された、同区特産の小松菜を練り込んだうどんで、東京都主催の「都内産業農林水産物を使用した料理コンクール」では最優秀賞を獲得した。
あだち菜パスタは同商品に続く新商品で、パスタは一番食感を楽しめるとして流行しているという幅7ミリの平打ち麺「フェットチーネ」を採用。新鮮な小松菜を10%練り込み、翡翠(ひすい)にも近い緑色をしている。
足立区立入谷中学校(足立区入谷3、TEL 03-3855-3196)の栄養士である吉澤厚子さんは「健康な食生活や、旬の野菜への理解といった『食育』の側面に加えて、自らの住む地域への誇りを持ってもらいたいという思いから」と学校給食に採用した経緯を話す。
同校の生徒である小熊淳貴(おぐまあつき)さんは「もちもち食感の麺にクリームソースがとても合う」、塚田裕(つかだゆう)さんは「麺の弾力感がすごい」と話す。現在「あだち菜パスタ」は学校給食にのみ提供しているが、今後は区内での販売も検討しているという。
問い合わせは、NPO特定非営利活動法人あだち菜うどん学会(足立区千住橋戸町、TEL 03-3870-7907)まで。