東京藝術センター天空劇場(足立区千住1)で6月14日と15日、足立伝統工芸品展が開催された。
足立区内の伝統工芸品を展示・販売する同イベントは今年で21回目。それぞれの職人が技を見せることで、ものづくりの魅力を発信することが目的。今回は2日間で約2,000人の来場者が訪れた。
会場では、くぎなどを使わず木だけを組み合わせて調度品や家具をつくる技術の「江戸指物(さしもの)」を生かした香酒箱や、裏表が無く両面を染める「注染(ちゅせん)」という染色技法を使う東京本染ゆかたなど、16の伝統工芸品を展示・販売した。
9人の職人による「匠(たくみ)の技」を間近で見ることができる製作実演も行われ、職人のレクチャーを受けながら銀の指輪に模様づけをし、世界に一つの指輪をつくることができる体験コーナーなどの出展もあった。