NPO法人「あだち菜うどん学会」が9月、クラウドファンディング「小松菜を練りこんだあだち菜パスタ製作」企画を始めた。クラウドファンディングサービス「READYFOR」で協力を呼び掛けている。
足立区は江戸時代から農業が盛んで、今でもその伝統は続いている。同NPOでは足立区で生産量がナンバーワンの小松菜を「あだち菜」と命名し、歴史ある足立区の「製麺文化」と掛け合わせて「あだち菜うどん、あだち菜パスタ」を開発した。
クラウドファンディングは、すでに学校、病院などですでに導入している「あだち菜パスタ」の商品化をサポートするもの。目標金額は100万円で、集まった資金は贈答用、家庭用「あだち菜パスタ」の乾麺の開発や販売促進などに使われる。
9月8日現在の金額は全体の約33%にあたる33万9,000円ほど。同企画を担当する同NPOの榎本憶人さんは「この活動は地域経済の活性化も踏まえているので、麺の需要が拡大されれば、減産や後継者不足に悩む農家の力になれる。さらに、この麺に練り込む濃縮『あだち菜パウダー』は足立区内の障がい者福祉施設『あだちの里』で作られているため、パスタの生産量の増加は、その施設で働く方たちへの還元にもつながっているためにぜひ応援してほしい」と話す。
返礼品には「あだち菜うどん&パスタセット」「ゑの木レストランフルコース」などを用意。あだち菜うどん学会見学ツアーは、農家や製麺所などの現場を巡るツアーとなっている。
クラウドファンディングは11月25日23時まで。