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竹ノ塚駅高架化に伴いワークショップ 現場周辺を歩き意見交換

竹ノ塚駅東口ロータリーから街歩きがスタート

竹ノ塚駅東口ロータリーから街歩きがスタート

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 東武スカイツリーライン竹ノ塚駅高架化と周辺のまちづくりワークショップとして竹ノ塚駅周辺を歩くイベントが2月11日、行われた。主催は「足立区政を見守る会」。

竹ノ塚駅高架化の街歩きで説明する主催者

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 同駅は、今まで地平を走る線路とその「開かずの踏切」により分断されていた。「開かずの踏切」(ピーク時の遮断時間は57分44秒を記録)をめぐっては周辺住民から度々、高架化による解消を求める陳情が行われていたが、日比谷線の車庫があることや、国の連続立体交差事業の採択基準に合致せず事業費が高額になるなどの問題があり、高架化の計画は具体化することがなかった。

 2005年の踏切事故を機に、踏切撤廃の機運が高まり、連続立体化の高架駅化の工事が始まり竹ノ塚駅周辺は、大きく生まれ変わろうとしている。

 同会では、区や周辺街区の活動を見守りつつも、駅やまちつくり計画がより魅力的なものにできないかを考え、安心安全なまちづくりの文化を芽生えさせる運動に取り組んでいる。今回のワークショップは2015年9月、2016年2月に次いで3回目。

 約40人の参加者は、竹ノ塚駅東口ロータリーをスタートし、東口の周辺地区・線路を横断する形で西口周辺地区の街並みと各ポイントで副代表の工藤康浩さんによる現場状況の説明を確認しながら約3キロを歩いた。その後、意見交換の場として竹ノ塚地域学習センター(竹ノ塚2)で交流会を開いた。

 副代表の工藤康浩さんは「自分たちの住む街が高架化によって生まれ変わる今、これを一つの契機にして、人々が集って安全とは何か? 安心して暮らすとはどんなことなのか? そんなことを話し合いながらコミュニティーの力を結実し、さらに成長させることで、お互いさまの生活が根付き、『ミクストコミュニティー』を具現化していく文化を創りたい。人が人にちゃんと関心を寄せ、話し合い、助け合い、より良い暮らしが送れるようにと願っている」と話す。

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