日の出町団地集会所(足立区日ノ出町)で2月24日、「ひので地域食堂」が開かれた。主催は、ひので地域食堂世話人会。
「子どもの貧困」を食から救いたいという思いで、ワーカーズコープと足立区社会福祉協議会の呼び掛けで発足した同会。地域の住民や行政、企業が賛同して集まった。高齢者から子どもまでが自由に参加できる「地域食堂」は今回で9回目となる。
この日はひなまつりにちなんだメニューが考案され、「ちらしずし」「吸い物」「野菜のあえ物」「いちご」「ひなあられ」となった。材料の野菜、米、イチゴ、でんぶ、ひなあられは世話人から提供された。出来上がった料理は、子ども200円、大人300円で誰でも食べることができるようにした。
ひなまつりを翌週に控えたこの日は、折り紙で雛飾りを作るワークショップも開いた。地域で折り紙を教え続けて20年になる女性が講師となり、食事を終えた近隣住人や手伝いをした子どもたちが多く参加した。
参加した男子児童は「ちらしずしに飾る卵を切るのが大変だったけど、やり方も教えてもらえたし彩りよくできてきれいだった。おひなさまも上手に折れてうれしかった」と話していた。