北千住にある勝専寺(足立区千住2)で1月15日・16日、「閻魔(えんま)開き」の縁日が催されている。
勝専寺は山門が朱塗りであることから地元で赤門(あかもん)寺として昔から親しまれ、1年のうち1月と7月の15日・16日のみ閻魔堂の扉が開かれ、閻魔(えんま)大王が公開される。
お参りすれば日頃の非を許してもらえるうえに、万病、特にぜんそくやへんとう腺などの喉の病気に霊感あらたかといわれている。参詣者は1束の線香を買い求め、堂前の香炉にくべ、立ち昇る線香の煙を頭、喉、肩など五体に当てて病気回復を祈願する。
寺の境内や大門通り、山門前の道筋に焼きそばやケバブの屋台が数十店並び、昼から夜までにぎわいを見せる。通勤途中で偶然立ち寄ったOLの佐々木由香さんは「千住の飲食店で閻魔サワーというドリンクメニューがあり、立ち寄ってみた。すごいにぎわいで下町らしい」と話していた。
16日も19時過ぎまで閻魔開きは行われる。