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千住の古民家で「知らない路地の映画祭」 自主作品通じ街を知る

上映を待つ様子

上映を待つ様子

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 足立区千住(足立区千住仲町)の古民家「仲町の家」で2月24日~26日の3日間、映画祭「知らない路地の映画祭」が行われた。主催は「アートアクセスあだち 音まち千住の緑(通称=音まち)」。

映画が上映された仲町の家

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美術家の友政麻理子さんの元に集まった一般参加者が、共に作り上げた自主制作映画作品を披露・鑑賞する同イベント。参加者自らがメガホンを取り、シナリオから撮影・編集・音楽までを手作りで制作。畳の上に座布団や椅子を並べ約25人が鑑賞できるスペースを確保した会場は、緩やかな雰囲気に包まれた。

上映作品は、「かくれんぼ」「悪魔の呪いとトゲの木」「右近博士のゴージャス装置」「ドンツキクエストin北千住」「空気の音」「キラル☆キラル」の6作品。千住に暮らす人や、なじみのある人も知らない路地を歩くように新たな目線で、街の姿・表情を、カメラを通して見つめ感じてもらうことがコンセプト。

会場では上映部屋までの順路を設定し、小部屋を利用したブースに撮影で使われた撮影機材・服や小物類・撮影中のオフショットなどを展示。各作品の上映終了後には、「お題」別にトークイベントやワークショップも行われた。

友政さんは「さまざまな方々との関わりの中で作られた映画の中の街の姿は、一人では知り得ないものだった。他者の視点を認め合う、そのような穏やかな共生への試みが『知らない路地の映画祭』で行われたと思う」と話す。

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