荒川土手にほど近い千住柳原の「そば処やなぎ家」(足立区柳原2)で6月18日、「ふれあい食堂」が開催された。主催は柳原通り商店会。
当初は「子ども食堂」の意義を込めていたが、地域活性の目的も込め「ふれあい食堂」として1年を迎えた。今回が13回目となる
元々地元住人らが始め、現在も同商店会関係者が運営するが、今後は新たに地域に転入してきた人々を巻き込んでいきたいとの思いを持っている。「関わる人が無理なく、細くでも長く続けていくことで地域のつながりを深め、次世代につなげていくことを目指している」という。
料理は子ども100円、大人300円で提供。この日のメニューは「焼きそば」「にゅうめん」「油揚げのみそ汁」のほか、子どもたちが喜ぶ駄菓子や綿あめなども用意。料理は商店会の飲食店のスタッフが腕を振るい、持ち帰り用の弁当も地域の弁当専門店が提供する。ジュースや大人のための酒も用意し、季節によっては「かき氷」を用意するなど新しいメニューを出している。
この日は近くの常東小学校に通う高学年のグループが子どもだけで参加するなど、地域コミュニティーに開かれた食堂として認知され始めている。初めて参加した親子は「これまで知り合いもいなかったが、今日参加して地域の人と初めてふれ合うことができ感激した」と話していた。
「どなたも遠慮なく来てほしい」と商店会青年会の長谷川さん。主催者の一人で場所を提供している「そば処やなぎ家」店主の目黒さんは「やらないより、やって後悔するほうがいい」と話す。
開催は毎月第3日曜の11時~14時。次回は7月16日を予定。事前申し込みは不要。