北千住で11月11日・12日、「MUSIC LINE SENJYU はしごライブ 2017 vol.20」が開催される。
1枚のチケットで7店舗で開かれるライブを回ることができる同イベント。2004年9月に始まり、今回で20回目を迎える。
イベントのきっかけは、昭和40年代に千住にあったライブハウス「甚六屋」。店主は、メジャーデビュー前の個性的なミュージシャンによるライブを盛んに行った。その中には、成長してメジャーの世界に進出していったミュージシャンもいた。同店が中心となって音楽の下町文化が生み出された。
同店が閉店して間もなく、「もう一度、店の意志を継いで江戸時代から続く歴史ある四大宿場町の一つ、千住で音楽イベントを開催し、若い音楽家や文化人を生み出したい」という思いを持つ有志が集まり、13年前にイベントが始まった。
イベント開始時は2店舗だったが、現在は、「Jazz spot Birdland」「Cafe Kova Garden」「Live House Knock」「ゆうらいく」「虎や」「Live & Bar CUB」「cafeわかば堂」の7店になった。
音楽のジャンルは店により異なり、ジャズ、フラメンコ、ロック、ワールドミュージックなど幅広く、総勢約40人のミュージシャンの音楽を2日間で聴くことができる。
同イベント代表の森川久生さんは「ここまで何とか続けて来られたのも、多くの音楽に真摯(しんし)なミュージシャン、地元をはじめたくさんの全国の音楽ファンの方々、そして手弁当で支えてくれたボランティアスタッフの方々のおかげ。これからもぜひ、大勢の方に足を運んでいただけたら」と話す。
11日は18時開場・19時開演、12日は15時開場・16時開演。1日券は、前売り=2,500円、当日=2,800円。2日間通し券は、前売り=4,000円、当日=4,500円。