西新井大師裏門近くにある「珈琲（コーヒー） はんなり」（足立区西新井1、TEL 03-6320-9424）が9月、オープン5周年を迎えた。

　店主の杉野正尚さんは京都の呉服店で営業職を務めた後、50歳で上京し同店を開いた。「京風モダン」がテーマの店内では、和の中庭を眺めながらコーヒーを飲める。「京都は寺町なので足立区内でも御大師様のお膝元にと西新井大師に店を構えた」という。店名「はんなり」は京言葉で「はなやかな」の意味。

　「最近おしゃれなコーヒーショップが増えたが、あえてカウンター越しでお客さまとコミュニケーションをとれる昔ながらの喫茶店を目指した」と杉野さん。地方出身者や女性一人客でも入りやすい地域のコミュニケーションの場としてにぎわっているという。

　コーヒーは、京都の「小川珈琲」の豆を使い、サイホンで入れる「はんなりブレンド」（500円）、明るく爽やかな香りとシャンパンのような軽やかな酸味と甘みが特長という「コスタリカ　サンタルシア」（600円）など。

　同店では、音楽やお笑いのイベントも定期的に開催してきた。店主の杉野正尚さん・洋子さん夫妻が5年前に浅草で芸人からチラシを受け取ったことがきっかけという。

　26回目の開催となる次回の「お笑いライブ」は10月24日18時30分～。ワンドリンク制。

　同店の営業時間は9時～18時。水曜定休。