日の出町団地集会所(足立区日ノ出町)で10月28日、「ひので地域食堂」が開かれた。主催は、ひので地域食堂世話人会。
「子どもの貧困」を食から救いたいという思いで、ワーカーズコープと足立区社会福祉協議会の呼び掛けで発足した同会。地域の住民や行政、企業が賛同して集まった。高齢者から子どもまでが自由に参加できる「地域食堂」は今回で8回目となる。
この日のメニューは「しょうゆ仕立ての芋煮」「塩にぎり」「柿」。秋の味覚を届けるためのメニューが考案された。材料の大根、鶏肉、米、柿は世話人から提供された。出来上がった料理は、子ども200円、大人300円で誰でも食べることができる。
ハロウィーン前のこの日は、同団地内にある学童保育「ひのでわくわくクラブ」と、親子を対象に団地内で活動をしている「サークルスマイル」が共同で企画し、食事の後にハロウィーンパレードも行った。仮装をした多世代の地域住民が団地内を練り歩き、同団地内にある各施設からお菓子が配られた。
参加した8歳の男児は「みんなでお料理したり、おいしいものが食べられて楽しかった。ハロウィーンパレードは、たくさんお菓子がもらえてうれしかった」と話していた。