足立区のお助けキャラ「アダチン」が戌(いぬ)年にちなんで今年の抱負を語った。
同区の文化芸術を盛り上げることを目的として2007年12月6日に誕生し、先月で10歳になった「アダチン」。当初は同区の公式キャラだったが、2008年度以降は同区からの活動費がストップ。2013年7月から地元企業「ムラカミ」に在籍し、あだち異業種交流会オンリーワンのサポートを受けて活動してきたが、「ゆるキャラグランプリ2014」で100位以内に入らなかったことを理由に同社も解雇となった。
境遇がキツいことや、かわいらしい見た目からは想像のつかないキツめな発言をすることから「キツキャラ」という新境地を開拓してきた。
近年は「お助けキャラ」としてアダチンを応援する団体「ちーむアダチン」と共に、区内でさまざまなボランティア活動を行っている。
主な活動は「お散歩」。幼稚園や小・中学校、介護・商業施設を巡り、セラピー活動を行っている。地元商店街でのゴミ拾いや、消防団のPR活動にも積極的に参加。2016年の熊本大震災の際には募金活動も行い、被災地に義援金を送った。
「消えてしまわないように頑張って生き残りますので、応援よろしくお願いしますチン」とアダチンは語る。
今後決まっている予定は、北千住駅東口「学園通り」で9月に行われる「学園通りフェア」でのお散歩のみ。お散歩の依頼は常に受け付けている。