「農業」をキーワードに、人と人、都市と地域をつなぐ役目として、先月足立区千住に青果販売・農家情報発信事業として「KAZENO HITO」を開業させた。社長は、老沼裕也(おいぬまゆうや)さん。
「農家の思いに責任を持って食べてもらう方に野菜を届ける」をコンセプトに、老沼さんは野菜ソムリエの資格・野菜検定1級・青果食育アドバイザーを所得し、日本中の畑を巡り農作業の手伝いなども経験してきた。
3月11日、足立区の六町公園(足立区六町4)で開催された「六町つながるマルシェ」にも出店。売上の一部を仮設暮らしの農家や福島、六町のこども食堂などに寄付している。
老沼さんは「活動を始め1カ月。足立区の食育サポーターに認定され、区、商店街、飲食店、社協など、多くの人から声が掛かるようになり、改めて足立区のポテンシャルの高さを感じた」と話す。「足立区の皆さんに、いろいろな野菜があるという事を知ってもらい、味を感じてほしい。農家の皆さんの思いも伝えていき、皆さんと一緒に学び楽しめたら」とも。
現在、オーガニックを主体とする食材・雑貨店「rlung plana(ルンプラーナ)」(六町4)の場所を借りて季節で取れた野菜・果物を販売している。
営業時間は、月曜~金曜=13時~16時、土曜=11時~19時。日曜・祝日定休。