北千住にある慈眼寺(足立区千住1)で11月18日、和の芸術祭「まほろば」が開催される。主催は和文化継承委員会まほろば。
和文化を楽しくわかりやすく、子どもや親子に広める機会を提供している同団体。「まほろば」は古事記や万葉集などにも使われる、日本の表現を支えてきた言葉の一つ。「素晴らしい場所」「住みよい場所」という意味を持つ。
同団体代表の米本さんの「『和文化はどこか難しい。敷居が高い。騒がしくしてしまう子どもを連れて行っていいかどうか分からない』を『分かりやすい、親子で参加しやすい、面白い、かっこいい』へ変えたい」という思いに賛同した「和文化に長(た)けた」人々が集まり、イベントを開くことになったという。今回が初の試みとなる。
当日は「お寺で『和』の芸術祭」として、さまざまな体験を用意。「子どもの着物」「味覚で感じる和の祭典」「手まりアクセ作り」「生け花」「和柄ボディーペイント」「北辰一刀流斬道」「和のアロマ」「がま口作り」「友禅染」「昔遊び」など約20のブースを用意。郷土料理の店や大道芸も登場し、和で地域を一つにすることを目指す。
「素晴らしい日本の文化を、次世代へ楽しく正しく伝えていけたらと思っている。親子で遊べるよう、子供から大人まで楽しめる内容をご用意した。是非遊びにいらしてほしい」と米本さんは呼び掛ける。
開催時間は11~16時。入場無料。11時30分~、14時~は「親子のための雅楽コンサート」も開催。雅楽奏者の春日るり子さんらが演奏する。チケット料金は、大人=2,000円、高校生=1,000円、小中学生=500円(小学生以下は保護者同伴)。大人の膝上の子どもは無料。申込締め切りは10月31日で、先着60組。