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足立・新田ミニバス、保護者も練習に加わりチーム力育む

新田ミニバス練習風景

新田ミニバス練習風景

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 足立区新田ミニバスケットボールクラブは、小学1年生から6年生まで、総勢80人と大所帯。毎週水曜19~21時(試合メンバーと高学年)と日曜9時~15時、新田学園第1・2校舎体育館で活動している。水曜は男女別れて練習し、それぞれのコーチの下で練習。日曜は個々のレベルでチーム分けされ、チームごとに練習。ミニバスを卒業した中学生が参加したり、保護者も練習に参加したりと、皆で子どもたちを見守り育てている。

新田ミニバスケットボールクラブのメンバー

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 新田ミニバスの男子コーチ、久保原涼さんは群馬県出身。小学校のときに先生から誘われていたが、団体競技が苦手だったため、ミニバスに入るのをちゅうちょしていた。小学校5年生のときに、弟がミニバスを始めることがきっかけで兄弟一緒に始めることに。中学・高校・大学と選手として活躍し大学でコーチを経験。ミニバスを指導するきっかけは、夫婦でバスケットを続けていて、自分の子どもにもやらせてみたいと思いミニバスに保護者として参加。最初は審判などで手伝っていたが、2014年から同チームを指導。昨年の「朝日新聞杯ミニバスケットボール大会」では、男子チームを優勝へと導いた。「昨年は6年生が少なく、今年の6年生は一昨年から試合に出ているため、チームの成熟度が高い。みんなバスケットが大好きで、飲み込みが早く、指導していて楽しい。一番の勝因は子どもたちが僕と同じくらいバスケットボールを好きになってくれたこと」と話す。

 男子チームのキャプテン、深町陽人くん(小6)は「小さいころ、よく飛び跳ねていて、お母さんがこの子にはバスケしかないと思いミニバスに参加した。いつも悪いことをしてもちゃんと自分たちのためになることを教えてくれてありがとうございます。キャプテンとして、一度伝えても聞いてくれない時もあったが、3月までの残り少ない時間で、自分たちができるプレーを精一杯やって、できるところまでの最高のチームにしたい」と話す。

 女子チームのキャプテン、野木夏美さん(小6)は「1年生のときにスポーツをしたいと思い、練習会に参加してみたら楽しかったので始めた。6年間続けてきて、今年はキャプテンとして大変なこともあったが、みんなが協力してくれてまとまってきた。けんかがなく、助け合える楽しいチーム」と話す。昨年は新田から男子5人、女子2人が足立区選抜チームに選出され、選抜チームの中心として活躍した。

 「子どもたちにとってバスケットボールは「真剣な遊び」。真摯(しんし)に向き合い、勝つために努力をしなければならないし、遊びだから思いきり楽しまないと。その過程で、礼儀、マナー、あいさつなどをしっかり学び、強くて、清々しい選手に育ってほしい。見た目やプレーはもちろん、バスケットに取り組む姿勢もおしゃれでかっこよく。「かっこいい」ことは正しいこと。この流れが一年で終わらず、日々の積み重ねが伝統になっていくように」と久保原コーチは期待を込める。

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