「千寿てまり工房」(足立区千住東2、TEL 03-5284-8232)が7月7日、足立区千住にオープンした。
表通りはカフェ&ダイニングPOSSO。店内を通り奥を抜けると工房がある
12年間空き家だった古民家とその手前に立つアパート1階文房具店(元高野文具店)の2軒を同時にリノベーションし、今年2月に文房具店を「カフェ&ダイニングPOSSO(ポッソ)」としてオープンする。
同工房は、通り沿いには面しておらず、同カフェ店内を通り抜けないと入れない、「住所だけでは見つからない建物」。物作りのワークショップや、パーティールーム、上映会などを目的に、壁一面に映像が流せる機材を設置。コミュニティールームとして営業する。
今回、オープンイベントとして、カフェでは、日本各地から集めた手まりを展示。工房では、天井からの手まりを飾る工程や映像制作などの空間デザインを作り、手まり製作ではボランティアの人達が参加し作業をした。
オープン記念として期間限定で工房を無料開放する。(カフェで要飲食を注文)。
同工房館長の佐藤裕佳さんは、「この場所が多くの人が出会い、ご縁が生まれていく場所になってほしい」と話す。「たくさんの人とのつがりのなかで、手まりの持つ可能性を広げていければ」と展望を話す。
「この古民家にあった家具関係を片付けていた際、大切に保管されていた小箱の中に昭和20年ごろと思われる日記と手まりが見つかり、不思議な縁を感じた」とも。
営業時間は、11時~18時。月曜定休。