足立区の製造企業とデザイン事務所がチームが「TASUKI-AID(たすきえいど)」を立ち上げ、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための「モノ」を作り、その仕組みを考え、表現、制作するクリエーターたちの暮らしも応援することができる経済循環型のプロジェクトに取り組み始めた。
医療や介護など対人援助に「フェイスシールド」を制作。「ものづくり」として応援する
カブ・デザイン(=企画運営)、オーエム(=製造運営)、平電気(=配送運搬)が発起人となり、クリエーティブパートナーや協賛パートナーとして現在、企業や個人など9団体が参加している。
同チームは、医療や介護などの必要な所に「応援」というコンセプトを軸に、対人援助を行うために身に着ける「フェースシールド」や、接客を伴う、各店舗窓口に設置できる「アクリルパーティション」、人やペット用に対応した「除菌スプレー」などをコロナ感染ウイルス飛散防止用に制作。その制作活動資金を寄付金や商品を購入する形での「応援」を募っている。
カブ・デザインの齋藤善子社長は、「「たすきえいど」は、医療や介護の現場で働く人を「応援」することが、「モノ」をつくる人たち「仕組み」を考えるクリエーターたちをも「応援」することにつながる、そんな経済循環が生まれる活動を目指している」と話す。