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「あだちサンタウォーク」 コロナ禍で今年はオンライン開催に

街中をウォーキングした例年の様子

街中をウォーキングした例年の様子

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「第4回 あだちサンタウォーク」が今年はオンラインで行われる。

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 例年、全員がサンタクロースの衣装を着て街を歩くチャリティーイベント。「子どもたちが大人の温かい心をいっぱい浴びる機会をつくりたい」という思いから企画された。3回目の昨年は参加者が400人を超えた。

 コロナ禍における安全確保のため、今年のウオーキングイベントは見送りを決めた。サンタクロース姿の写真や動画を投稿し、集合写真や動画に編集した番組を「J:COMチャンネル足立」とユーチューブで配信する。実行委員の鳥井満里子さんは「千住で皆さんに会えることを楽しみに検討を重ねたものの、今年ならではのスタイルに挑戦することにした。サンタクロースの気持ちを持ち寄り、画面越しにお会いできたら」と話す。

 例年の参加費は全額、足立区社会福祉法人連絡会が主催する「クリスマスこども食堂」の開催費に充てていた。参加する子どもは、クリスマスを自宅で過ごすことができない子どもたち。今年はサンタクロースに扮(ふん)したボランティアが、おもちゃや区内企業からの協賛品を袋に入れて届ける「サンタクロース訪問」に形を変えて行う。「支援を必要とする子どもたちの顔を直接見て、ぬくもりを伝え合える距離で思いを届けたい」と実施の運びとなった。

 「コロナ禍で子どもの貧困は一層深く社会の課題となっている。経済だけでなく体験や触れ合いの機会が減る中、負けじと頑張る子どもたちにエールを送りたい。皆さまに協力をお願いしたい」と鳥井さんは参加を呼び掛ける。子どもたちに対しては、「このイベントは足立区の企業や団体、有志のボランティアで運営されている。親や先生だけじゃない。たくさんの『第三の大人』が君を見守っていることを知ってほしい」とも。

 参加費の1,300円を支払うと投稿用LINEアカウントを提供すると共に、返礼品として足立区出身のデザイナーがデザインしたオリジナルトートバッグと第4回記念缶バッジ、卓上カレンダーなどの協賛企業提供品が届く。オンライン参加を希望しない場合は募金のみも選択できる。

 現在、ホームページで参加を受け付けている。締め切りは12月6日(予定)だが、延長する可能性もあるという。

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