北千住の「TSUTAYA」(足立区千住2)跡に7月2日、「ドン・キホーテ北千住西口店」がオープンする。
「千住ほんちょう商店街」「宿場町通り商店街」「きたろーど1010」が交差する同所は、区内の中で最も人通りが多いエリア。地域の住民は、「TSUTAYA」撤退後の動きを気に掛けていた。鉄筋コンクリート造りの地下1階・地上6 階建ての建物のうち、同店は1~3階部分に出店。食品、酒、日用消耗品、家庭雑貨品、化粧品、スポーツ用品、家電製品、衣料品、玩具・バラエティー、自転車、ペット用品などをそろえる。
東京23区北東部のターミナル駅「北千住駅」から徒歩5分の場所にある同店では、「地域特性を生かしたさまざまな工夫を盛り込む」という。
近隣にある5つの大学キャンパスを意識し、学生・若年層向けにトレンドアイテムを提案し、「流行の発信店舗」を目指す一方、シニア層が東京都の平均人口よりも高いエリアのため、店内には小型店では珍しくエスカレーターを設置。幅広い年齢層が買い回りしやすい店づくりを行う。
店内演出は、古い宿場町として周囲が醸し出す情緒になじむような「レトロ感」がテーマ。近隣にある「飲み屋横丁」や花火大会をイメージし、ちょうちんやLEDライトで演出する。「昔ながらの懐かしさと、新しい変化が混在する北千住の街にマッチした店づくりで、地域のお客さまへの貢献を目指す」という。
開店を知った地元に住む40代女性は「今まで北千住になかったのがうそみたい。きっと街になじむと思う。開店が楽しみ」と笑顔で話す。
営業時間は9時~翌5時。