足立の冬の風物詩「デジタル・イルミネーション光の祭典2021」が12月3日、始まった。

本物の様な臨場感

　竹ノ塚駅東口「竹の塚けやき大通り」からメイン会場「元渕江公園」までを約70万球のイルミネーションで彩る毎年恒例の同イベント。21回目となる今年も新型コロナウイルス感染拡大防止と区民の健康と安全を最優先するためイルミネーションは規模を縮小。「元渕江公園」イルミネーション、セレモニーやイベント等は中止となった。

　「元渕江公園などでイルミネーションを鑑賞できない代わりに、自宅などで楽しんでもらえれば」という昨年度からの足立区観光交流協会の思いで、デジタルコンテンツを用意した。

　「デジタルイルミネーション会場」では、動画を作成し配信。視聴者がイルミネーション会場を訪れているかのような臨場感や没入感を味わえるよう、昨年の会場の様子をCG加工しオリジナル動画に仕上げた。本来動かない動物に動きを与えるなどして、CGならではの楽しみ方も工夫した。

　AR（拡張現実）によるイルミネーションオブジェで再現することで、利用者が自宅などでもオブジェとの写真撮影などを楽しめるコンテンツを用意。オブジェはキリン、ライオン、フラミンゴ、シンデレラドレス、海賊船、8本ツリー、ハート、白クマ、ピンククマの9種類。ARに登場するキャラクターと一緒に写真を撮り投稿すると、抽選で「ホテルココグラン北千住宿泊券」「友好自治体特産品詰合せ」「足立区生物園グッズ詰め合わせ」などが当たる。応募締め切りは1月31日。

　 今年は足立区生物園の生き物の動画を紹介する「足立区生物園動画」も用意。ユーチューブチャンネルで特別コラボ企画動画「夜の生物園を探検してみよう！ナイトツアー2021」を公開中。「光の祭典」オリジナルのミニゲームも用意。同じキャラクターを2個以上つなげて得点を稼ぐパズルゲームが楽しめる。

　同協会事務局長の網野さんは「今年も元渕江公園でのイルミネーションは中止だが、家族や友人と遊べるデジタルイルミネーションを開催している。ぜひ楽しんでほしい」と話す。「ARオブジェ 撮影した写真の投稿もお待ちしている」と呼び掛ける。

　コンテンツ配信は2月28日まで。