Puedo Bar(足立区千住旭町)で6月10日、公開ゼミナール「あだちの社会学」が開催される。講師は東京未来大学モチベーション行動科学部教授の石阪督規さん。主催は学生団体Adachi Students Network(TEL 070-5568-2281)、協力は株式会社CAN。
テーマは「あだちの社会学」。社会学の視点から足立区の「まちづくり」を考察していく。千住の飲食店で地域住民が食事をしながら学問に触れることができる公開ゼミナールを展開する「千住アカデミア」の一企画として開催される。対象は地域活動に関心のある人。
講師の石阪さんの専門は社会学。「まちづくり」や「若者」「男女の問題」に関心が強い。著書に「ニートを救う地域のネットワーク力」(コシーナ新書)や「農村家族と地域生活―干拓地の家族・集落・農業」(ブイツーソリューション)など。
「一方的な講演のセッションは短くして、実際に参加者と双方向に地域活動について語りあう時間を長く取っている」と石阪さん。「お酒や美味しい料理をいただきながら、ディスカッションをしましょう」と呼びかける。
主催団体Adachi Students Network代表の大久保慧悟さんは「千住には5つの大学があるが、いまだに大学と地域の方との距離が遠い。千住の元気な飲食店で、研究者を囲み語りあうことで学問を気軽に楽しんで欲しい。千住を日本で1番、研究者と地域住民の方が語らう町にしたい」と話す。「お酒やコーヒーを飲みながら語らうことで、地域の方と研究者がつながり、新たな取組みが生まれて欲しい。その促進役としてスタッフの学生が機能する」とも。
時間は19時~21時。参加費は3000円(飲食代込み)。定員は15名。
事前予約制(TEL 070-5568-2281)。