千住大橋駅近くにクラフトビール専門店「AWAYA(あわや)」(足立区千住河原町、TEL 03-5284-9742)がオープンして3カ月経った。店舗面積は18坪で、席数はテーブル14席、カウンター5席。
店主の石塚宏明さんは、北千住のイタリア料理店で12年間料理長を務め、店の移転に伴い銀座店でも2年間、料理長を務めた。その後、自身の経験を生かしたいという気持ちと、広がりつつあるクラフトビールを発展させたいとの思いから、18年間住むこの地に妻の十糸子さんと同店を開いた。
店名の「AWAYA(あわや)」はビールの「泡」から名付けた。30~50代のビールが好きで、落ち着いた空間で飲むことを好む世代を対象に営業している。
クラフトビールは全て国産にこだわる。ドラフトビールは常に2種類用意し、ケグが空くと別の種類のものを置く。この日用意していたのは、静岡県にある「反射炉ビール」のペールエールと、北海道にある「滝川クラフトビール工房のヴァイツエン(共に680円)。
ボトルビールは常時6種類、スタイルが異なるものを用意。この日は山梨県「富士桜高原」のピルスナー(780円)、三重県「伊勢角麦酒」のスタウト(950円)、埼玉県「羽生ブルワリー」のIPA(950円)などが並んだ。
ビールのほかに、ビールを使ったカクテル「シャンディガフ」、「カシスビア」、「ラドラー」(以上600円)や、パンチレモンサワー、瀬戸内産レモンサワー(以上450円)などもある。
おつまみは、ビールで3時間煮込んだ「牛筋の煮込み」(600円)、近くにある足立市場へ10年以上毎日通う石塚さんが目利きした「本日の刺し身」(580円)、イタリアン料理長時代の腕を生かした「週替わりの生パスタ」(980円)などをそろえる。
「クラフトビールの味は千差万別。ぜひ知ってもらえたら」と石塚さん。「おいしい食事とお酒を飲みながら、新しい友人をつくってもらえるような場所を提供したい。気軽に足を運んでほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は17時~24時。日曜定休。