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北千住に駄菓子店「バウワウ316」 看板犬・看板猫がお出迎え

こだわりがたくさん詰まった店内

こだわりがたくさん詰まった店内

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 北千住に駄菓子店「BOWWOW316(バウワウ316)」(足立区千住3)がオープンして5カ月がたった。

店主の勝実さんと看板犬「との」

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 小倉弘有さん・勝実さん夫婦が自宅の駐車場を改装して開いた同店。店名は、「犬の鳴き声の英語表記と店の所在地」に由来する。

 店主の勝実さんは愛犬が年を重ね歩けなくなっていく姿を見守る中、一緒にできる仕事を始めることを決意。10坪ある自宅の駐車場を、店舗内装業を営む弘有さんがデザインし、家族一丸となってDIYに取り組んだ。「皆で思い思いに作った」という店舗は、ペットショップをイメージさせるポップな雰囲気に仕上がった。「子どもも年配の方も入りやすい、多世代の交流の場」を目指した結果、駄菓子屋の形態になったという。

 看板犬を、愛犬の黒いポメラニアン「との」(12歳)と茶色いポメラニアン「ひめ」(5歳)が務める。保護した猫「あんこ」(生後9か月)と地域猫の「しろ」も時折、姿を見せる。

 店内には、弘有さんのこだわりが詰まっている。本物と見間違う「どこでもドア」は5月に設置。洗面所の蛇口は、やかんでできている。猫が楽しめるよう、キャットウオークも用意。「駄菓子を選んでいる間に使っていただければ」と、モバイルバッテリー5台も用意する。

 店内には常時350~360種類の駄菓子をそろえる。年配者に人気の商品は「あんずぼう」(25円)、「さくら大根」(50円)、「都こんぶ」(100円)など昔ながらの商品。子どもに人気なのは「プリンぼう」(20円)、「マシュマロ」(10円)、「ヤッター!めん」(10円)など。「普段なかなか手に入れられないものを」との思いで、高知県から取り寄せた「おっぱいアイス」(110円)なども販売する。

 勝実さんは「地域の方が世代を超えて気軽に話せる場所になってほしい。何も買わなくていいから立ち寄ってほしい」と話す。「最近は子どもを怒る大人もいない。昭和の良き時代を思いだせる場になれれば」と温かな笑顔で続ける。

 営業時間は12時~18時。火曜・水曜定休。

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