北千住にある「千寿てまり工房」(足立区千住東2)で、12月14日、「ラオス 竜の奇跡」の上映会が開催される。主催は、インターネット放送局Cwave(千住旭町)。
日本人の青年・川井役(井上雄太さん)左側とラオス人女性ノイ(ティダー・シティサイさん)右側
同作は、日本・ラオス両国の俳優・映画人による初めての合作映画。クラウドファンディングで約300万円の資金調達を達成し、2016年に公開した。
会場となる「千寿てまり工房」は、2019年、古民家を改装。同所に併設のカフェ「POSSO(ポッソ)」ではラオス産の豆を使用したコーヒーを提供している。同所館長の佐藤裕佳さんは「今回はマイクロシアターとしてご依頼を頂いた。ものづくりをする方々を応援できる場所としていければ」と話す。
上映会後にはラオスからの留学生、ノイさんを招き、懇親会も開催。ラオスとのビデオ中継も行う。佐藤さんは「工房をきっかけにラオスとのご縁ができた。映画を観た後に実際にラオスの方々と話すことで、より身近な国として感じてほしい」とほほ笑む。
映画の舞台は1960年のラオス。日本がオリンピック開催を間近に控えて熱気にあふれる中、一人の日本人青年がダム建設調査のために内戦中のラオスに旅立つ。主演の日本人青年・川井約役は、本作が映画初出演にして初主演となる井上雄太さん。ヒロインのラオス人女性・ノイ役は、ラオスでモデルとして活躍するティダー・シティサイさん。監督は、「天国からのエール」で劇場映画監督デューした熊澤誓人さんが務める。
上映時間は17時30分~19時30分(懇親会は19:30~21時30分)。料金は、1,500円
懇親会参加費は2,000円。軽食・ワンドリンク付き。千寿てまり工房のホームページで要事前予約。