「第5回 あだちサンタウォーク」が今年もオンラインで行われる。例年全員がサンタクロースの衣装を着て千住の街を歩き、スタンプラリーを楽しむチャリティーイベント。「子どもたちが大人の温かい心をいっぱい浴びる機会をつくりたい」という思いから企画された。3回目のおととしは参加者が400人を超えた。

返礼品の記念バッチ

　コロナ禍における安全確保のため、昨年に引き続きウオーキングイベントは見送りを決めた。「おうちdeサンタウォーク」と題しサンタクロース姿の写真、歌やダンスのパフォーマンス動画の投稿を募集。集合写真や動画に編集した番組を「J:COMチャンネル足立」とユーチューブで配信する。

　参加費は全額、遺児や支援が必要な子どもたち500人に贈るクリスマスプレゼント代に充てる。サンタクロースに扮（ふん）したボランティアが袋に入れて届ける「サンタクロースデリバリー」のほか、一部をこども食堂でプレゼントする。

　実行委員の鳥井満里子さんは「コロナ禍で子どもの貧困は一層深く社会の課題となっている。経済だけでなく体験や触れ合いの機会が減る中、負けじと頑張る子どもたちにエールを送りたい。皆さまに協力をお願いしたい」と鳥井さんは参加を呼び掛ける。子どもたちに対しては、「このイベントは足立区の企業や団体、有志のボランティアで運営されている。親や先生だけじゃない。たくさんの『第三の大人』が君を見守っていることを知ってほしい」とも。

　参加費は100円から自由に設定でき、800円寄付すると返礼品として第5回記念缶バッジ、1、300円寄付すると足立区出身のデザイナーがデザインしたオリジナルトートバッグと第5回記念缶バッジが届く。

　「12月は足立区がたくさんの温かい気持ちで包まれますように。皆さまの参加をお待ちしている」と呼び掛ける。
現在、ホームページで参加を受け付けている。締め切りは12月18日。