全国の自治体が広報を評価する「全国広報コンクール」がコロナ禍で3年ぶりに開かれ、足立区が2部門で入選した。
受賞した賞状を受け取った政策経営部報道広報課長神保義博さん(右)と報道広報課デジタル情報広告係長中村輝明さん(左)
同区は「一枚の写真の部」「組み写真の部」「映像の部」において、「東京都広報コンクール」で最優秀賞を受賞。その流れで同コンクールに推薦された。
コンクールでは、「映像の部」で作品「Deaf デフ-手話という言の葉-」が入選2席(全国3位)と読売新聞社賞を受賞したほか、「広報企画の部」で作品「おかげさまで10周年 第10回あだちワンダフルCMグランプリ」が同部門では2年ぶりの入選となった。
同区政策経営部報道広報課長の神保義博さんは「全国の映像の部では初めての受賞となった。常に『伝わる広報』を意識しており、区外からも評価されてうれしい」と話す。「映像を見て、ろう者や手話は自分たちの周りの日常なんだということを感じてもらえれば」とも。
1964(昭和39)年に始まった同コンクールは、地方自治体等の広報活動の向上に寄与することを目的に各種広報作品について審査を行い、優秀団体を表彰している。