竹の塚劇団が3月18日・19日、竹の塚地域学習センター(足立区竹の塚2)で第11回公演「わたしのヒロシマものがたり」を上演する。
舞台は、第5回で上演した舞台「少年口伝隊1945」(作=井上ひさし)を底本にして、原爆によって広島が壊滅し家族も失ってしまった主人公たちが、歌によって生き残った市民へ勇気と活力を与えていく物語。
今回は「一緒に舞台を作ろう」をコンセプトに、舞台に一緒に出演して歌を歌う参加者を募集している。曲目は、「むすんでひらいて」「かごめかごめ」や「とおりゃんせ」などの童歌が中心。参加対象は、幼児、小学生、高齢者。参加無料(本番チケット1枚進呈)。同施設レクホールで2月19日15時30分から、練習を行う。1回のみの出演でも可。
同劇団演出の山下芳子さんは「劇団メンバーは大人から子どもまでいる。年齢が違えば好きな事や考え方も違い、そんな中で他の人の思いや考えを知ることができる場になっている。戦争は、その違いを認めない大人たちのけんか。大人たちが子どもたちのために、これからの時代を楽しく生きていけるようにと、今回の芝居を作った」と話す。「今は童歌を知らない子どもたちが多い。誰でも歌えて遊べて生きる力を与えてくれるような歌を芝居に入れ、童歌を一緒に歌う参加者が集まれば」と参加を呼びかける。
上演は各日、13時~と16時~の2回(計4回)。入場料1,000円、高校生以下無料。