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ジェイコム東京の番組「居酒屋秀ちゃん」が足立区にフォーカス 2月に放送へ

収録後の左から西村さん、阿部さん、青木さん、中山さん。

収録後の左から西村さん、阿部さん、青木さん、中山さん。

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 来年2月に放送されるジェイコム東京の番組「ジモトに乾杯!居酒屋秀ちゃん」が、足立区と西東京市にスポットを当てる。

地域愛で盛り上がる収録現場

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 同番組は街を愛する地元の人々が集う居酒屋を舞台に、大将に扮(ふん)した番組MCの中山秀征さんとアシスタントの西村まどかさんが、訪れた人々の人生観や地元への愛を掘り下げる地域密着トークドキュメンタリー。

 店を訪れるゲストは、2つの地域から訪れる2人組で計4人。今回、足立区からはARCO architects社長で一級建築士の青木公隆さん、ノルデステ社長の阿部朋孝さんが出演する。

 青木さんと阿部さんは共に、取り壊しが決まった大橋眼科の移築再建プロジェクトを進めている。1917(大正6)年に竣工し、歴史ある貴重な建築物である同眼科は2021年に閉業。その後はマンションが建てられることになった。この建築物を未来の子どもたちのために残したいという強い思いを持つ阿部さんと、北千住で空き家再生に力を入れ地域のコミュニティー施設を作り上げてきた青木さんが昨年7月に出会い、プロジェクトを立ち上げた。番組の前半では、2人の足立区への熱い思いと大橋眼科を北千住のランドマークにするために活動してきた様子が語っている。

 番組収録を終えた中山さんは番組収録を終えた中山さんは「今でも足立区には足を運ぶことが多い。西新井大師や焼き鳥店など、若いころはしょっちゅう飲みに来ていた」と言う。足立区のイメージは「古き良き人情味があるところだと思う。怖いイメージも高度成長期ならではの力強さからのものであり、今は失われつつあるから何だか寂しくも感じる」と話す。「日本全国でリノベーションが多くなってきているが、理由の一つとして皆んな地域の愛を持っているから、地元に戻って地域の力になりたいという人が多いからではないでしょうか。進化していく一方でなくなってしまうものもたくさんある。古き良きものを残すことはとても大変なので、頑張っていってほしい」とエールを送る。

 西村さんは「まだ足を運んだことが無かったが、人伝いに足立区=怖いというイメージがありました。しかし、実際に何年も住んで子育てをしている友達から、とても良い街だという話を聞いている。今度ぜひ行ってみたい」と笑顔で話す。

 青木さんと阿部さんは緊張から解放された様子で、「楽しかった。今まで必死に前ばかり見てきていたので、改めて立ち止まって話すことができて良かった」という。「北千住のランドマークとして残していくために、移築を目指す3年後に向けて区と住民が一丸となってムーブメントを起こしていきたい。そして完成後もその流れを続けていきたい」と阿部さんは夢を熱く語る。「今までも、小さなイベントをたくさん繰り返して形にしてきた。これからもたくさん積み重ねていきたい。地域のみんなが残したいという思いが集まれば、行政も動いてれる。みんなで守りたい」と呼びかける。

 放送は、前編=2月4日~10日、後半=2月11日~17日。

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