おにぎり専門店「サクラプレイス」(足立区千住宮元町)が北千住・日光街道沿いにオープンして、6月15日で1カ月たった。
北千住・日光街道沿いにおにぎり専門店 地元の笑顔を増やしたい
「地元が大好きで、地元を盛り上げたい」との思いで、生まれも育ちも北千住の福島朋樹さんが開いた同店。小さい頃から食事をすることが好きな福島さんは「いつか自身の飲食店を地元に持ちたい」と思うようになった。本業の営業職を務めながら、フレンチ料理店、居酒屋などでアルバイトをして経験を積んでいった。そうした矢先、現店舗の物件を紹介され開店した。店名は福島さんの父が春生まれということと、「桜をイメージして誰でも居心地よく過ごせる場所にしたい」という願いから名付けた。
「最もこだわった」という米は知人の「お米マイスター」に相談し、提案されたものの中から福島さんが選んだ福島県産の「喜多方米」を使用。「水分量が多く、米本来の味がしっかりしている。米のみで食べてもおいしい」という。のりはすし店でも使われているという有明産のもの。「米と合わせることでのりの味が完成し、どんな具材とも合う」。握る塩は沖縄県の「浜比嘉塩」、具材は足立市場から仕入れる季節に合わせた新鮮なものを使うという。
注文が入ってから握るおにぎりは「塩むすび」(150円)、「のり佃(つくだ)煮」(180円)、「紀州梅」「おかかチーズ」「和風ツナマヨ」(以上220円)、「焼きたらこ」「明太子」「本日の炊き込み」(以上250円)などがある。福島さんの「一推し」は「鮭(さけ)」(250円)。「中に入れるのは香ばしく焼いた紅ジャケ。トッピングには脂ののったハラスを使う」という。「ねぎみそ」(180円)も「お薦め」と福島さん。「ひいおばあちゃんが作ってくれた思い出の味を伝えたい」。
現在は1階で、おにぎりをメインに販売しているが、今後は2階席も開放する。国産肉を使った「牛すじカレー」「牛すじ定食」「唐揚げ定食」(以上650円)やドリンクバーも予定する。
「北千住を活性化させて、お客さま一人一人を笑顔に変えたい」と福島さんは言う。「そのためにはクオリティーとサービスの向上が大切。笑顔になってもらうための努力を惜しまない。地域密着を目指しているので、アドバイスいただければ」と呼びかける。
営業時間は、月曜~土曜=8時30分~15時・18時~、日曜=10時~(いずれも売り切れ次第終了)。