日の出町団地集会所(足立区日ノ出町)で4月22日、「ひので地域食堂」が開かれた。主催は、ひので地域食堂世話人会。
「子どもの貧困」を食から救いたいという思いで、ワーカーズコープと足立区社会福祉協議会の呼び掛けで発足した同会。地域の住民や行政、企業が賛同して集まった。「こども食堂」からスタートした同企画は今回で4回目を迎える。回を重ねるごとに、孤独なのは子どもだけではなく、高齢者など多世代にわたることに気付き、「ひので地域食堂」と名称を変えた。
高齢者の知識を生かした指導の下、子どもたちをはじめとした地域住民が提供する料理を作ることできる。この日のメニューは「たけのこご飯」、「あだち菜入りかきたま汁」、「春キャベツの浅漬け」。旬の味を届けるためのメニューを毎回考案している。材料のタケノコ、あだち菜、米、卵は世話人から提供された。出来上がった料理は、子ども200円、大人300円で誰でも食べることができる。
手伝いで参加した小3男児は「みんなでお料理したり、おいしいご飯を食べられたりして楽しかった」と笑顔で話していた。
主催者の嶋田順子さんは「子どもから大人まで、地域の皆さんで温かい食事を一緒に食べて居場所を作ってほしい」と呼び掛ける。
次回は7月22日を予定している。事前申し込みは不要。