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足立・手ゼリ花市場が「花育」授業 世界チャンピオン招く

世界を舞台に活躍する村松さんによる「「花育『一花一葉』」授業風景

世界を舞台に活躍する村松さんによる「「花育『一花一葉』」授業風景

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 荒川区立第五峡田小学校 (荒川区町屋3)で10 月 17 日、3 年生児童 84人を対象に、花の世界チャンピオンによる花育授業が行われた。

真剣に村松氏の話に耳を傾ける生徒たち

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 この授業は、東京都中央卸売市場の一つである北足立市場に入場する第一花き(足立区入谷6)が事務局を務める「花育『一花一葉』推進 プロジェクト」として実施。日本の花市場が急激に衰え、お盆やお墓参りなど節目に花をたむける文化や風習が薄れていくことへの懸念から、同社が始めた出張の出前授業。

 メイン講師は、140 カ国の代表が世界一を競う「インター・フローラ・ワールドカップ」唯一の日本人チャンピオン村松文彦さん。

 1限目は 3 年生全員に向けた講演、2限目以降はクラスごとに分かれ、児童たちが用意されたガーベラとハランを使って「一花一葉」を実践した。花をじっくりと観察し、香りを嗅ぎ、手に触れ、質感を確かめながら作品づくりに挑戦した児童らは、たった1輪の花と1枚の葉の表情が変わる様を目の当たりにして驚きの声を上げた。

 村松さんは、児童に向けて「花は音楽・絵画と共に言葉を必要としない世界の共通言語であり、それと同様に花は人と人の心を育てる」と話し、第一花きの講師も、「毎日お水を変えること、瓶をきれいに洗うこと、、そしてやがて花と葉は枯れてしまうけれども、その時は感謝をこめてお別れすること」などを授業で伝えた。

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