北千住にある長円寺(足立区千住4)と慈眼寺(千住1)で10月13日、「あだち和の芸術祭」が開催される。主催は和文化継承委員会まほろば。
「地域の魅力、日本の魅力を次世代に伝え、世界に発信する」ことを目的に2018年に始まった「和の芸術祭」。3回目を迎える今回は、商店街、大学、地元企業、町会も協力し、規模が拡大した。
今回は会場となる2カ所の寺の間を結ぶ、旧日光街道の「宿場町商店街」と「ほんちょう商店街」を和の仮装をした子どもたちが練り歩く「こども大名行列」、同商店街に関所を設け制覇する「謎解きラリー」、地元の歴史に基づいた巫女(みこ)舞の演舞、実在する伊賀流忍者と侍のショー、大道芸、昔遊び、和食などを用意した。慈眼寺の本堂では、津軽三味線と尺八ライブを有料で開く。
同団体代表の榎本龍晃さんは「『子どもたちに本物の和文化を伝えていくこと』を趣旨とし、親子で分かりやすく、面白みと奥深さが実感できる豊富な催しで、宿場町として栄えた北千住の街なかを盛り上げたい」と意気込みを見せる。「一人でも多くの方に『和文化の継承、地域のコミュニティー作り』に興味を持っていただけたら」と、同じく代表を務める米本芳佳さんも続ける。
開催時間は12時~17時。入場無料(一部イベントは有料)。