足立の冬の風物詩「デジタル・イルミネーション光の祭典2020」が12月4日、始まった。
竹ノ塚駅東口「竹の塚けやき大通り」からメイン会場「元渕江公園」までを約70万球のイルミネーションで彩る毎年恒例の同イベント。19回目となる今年は新型コロナウイルス感染拡大防止及び区民の健康と安全を最優先するため、イルミネーションは規模を縮小。「元渕江公園」イルミネーション、セレモニーやイベント等は中止となった。
「今年は元渕江公園などでイルミネーションを鑑賞できない代わりに、自宅などで楽しんでいただけたら」という足立区観光交流協会の思いから、デジタルコンテンツを用意した。
「CG版光の祭典に行ってみた!」では、動画を作成し配信。視聴者がイルミネーション会場を訪れているかのような臨場感や没入感を味わえるよう、昨年の会場の様子をCG加工しオリジナル動画に仕上げた。本来動かない動物に動きを与えるなど、CGならではの楽しみ方もできる。
「AR版光の祭典を撮ってみた!」では、AR(拡張現実)によるイルミネーションオブジェで再現することで、利用者が自宅などでもオブジェとの写真撮影などを楽しめるコンテンツを用意。ARに登場するキャラクターと一緒に写真を撮り投稿すると、抽選で100人に「ホテルココグラン北千住宿泊券」「友好自治体特産品詰合せ」などが当たる。応募締め切りは1月15日。
区内に住む小学6年の男児は「毎年『光の祭典』を家族で見に行っていて楽しみにしていて、今年はないのかと思っていたがオンラインで見られると聞いてうれしくなった」と話す。「応募もして何か当てたいな」とも。
コンテンツ配信は2月28日まで。