足立・西新井のウェブシステム開発会社「セライノ」(足立区西新井1)が4月23日、ソーシャルディスタンスを意識した遠隔教育支援システム「リモるん」を発売した。
同システムは、タブレットに直接手書き入力で書き込んだ内容を、離れた場所にいる人で同一画面を共有ことができ、対象ブラウザ上で動作するウェブアプリケーション。
取り込んだ資料データなどワンポイントで全体へ共有でき、「横線」「縦線」「格子」など、さまざまなノート形式にも対応。コミュニケーションツールとして、リモート授業などの教育現場やグループワーク、ウェブ会議など、タブレットを使ってコロナ禍で必要なソーシャルディスタンスを取りながら使うことができる。
現在、ウェブサイトでデモ版公開やトライアル版を公開している。併せて、クラウドファンディングでクラウドシステム運用保守費用の支援も募っている。
大嶋つかさ社長は「弊社は主にウェブシステムやIoT、ICT連動システムの開発などを手掛け、UI、UXを考えた画面設計などで5年以上の実績を重ねてきた。しかし、このコロナ禍で弊社でも営業スタイルの変更を余儀なくされ、社会インフラとして利用可能なサービスを開発することを決め、その第1弾として『リモるん』が誕生した」と話す。
「子どもからお年寄りまで、多様な文化や人々がより良く暮らせる情報システムを、足立区、東京都、日本、世界に発信したいと思いで、これからもシステム開発をしていければ」とも。