「足立の花火」が7月22日、荒川河川敷で今年開催される。主催は足立区観光交流協会と足立区。
夏の東京の花火大会のトップを飾る同大会。2020年・2021年はコロナ禍の影響で中止。昨年は北千住西口大型ビジョンで「バーチャル花火大会」を行ったが、河川敷での開催は4年ぶりとなる。テーマは「令和も夏の花火は足立から…」。42回目を迎える今回は、11年ぶりに約1万5000発の打ち上げを予定。打ち上げ場所は荒川河川敷の千住側で、60分間ノンストップで全発を打ち切る予定。
オープニングでは、足立区を練習会場とするアメリカンフットボールチーム「電通キャタピラーズ」が登場。カウントダウンを盛り上げる。大会は5幕で構成する。
第1幕の「高揚のBEGINNING」では、4年ぶりの開催の熱い思いを込め多彩な色の花火を一斉に打ち上げる。第2幕は「郷愁のHISTORY」。和火で足立区の歴史を振り返り、未来を明るく照らす。第3幕「希望のWHITE」では、全長250メートルの「ダブルナイアガラ」が迫力を添える。第4幕は「鮮烈のFLASH」。レーザービームも使った演出を用意。クライマックスの第5幕は「無敵のFINAL」。恒例の「黄金のしだれ桜」などの花火を「威風堂々」に合わせて打ち上げる。コロナ禍に生まれた新しい花火「ローリング」も登場。
区は音楽に合わせるなどして感動した気持ちを花火師に伝える「光の拍手」を企画。ペンライトや懐中電灯など、光るものを振って気持ちを伝える試み。担当職員は「河川敷が会場なので、土手の斜面や河川敷内のグラウンドに座って観覧できる。特に梅田・関原からの景色は最高で、観覧場所も千住側よりも広いためお勧め」という。「前日からの場所取りや会場内の喫煙は禁止している。ルールを守って、楽しく観覧してほしい。花火終了後、大勢が一斉に帰宅すると大変危険。ゆっくり、急がず、安全な退場に協力をお願いしたい」と呼びかける。
開催時間は19時20分~20時20分。荒天時、翌日順延。両日荒天の場合は中止。