青井兵和通り商店街の洋風酒場「中村屋」（足立区青井3、TEL 03-3889-2669）がスイス・フランス料理であるラクレットの提供を始めてから3カ月が過ぎた。

　2年ほど前に店主の山田隆一さんが「中村屋」の屋号を母親から継ぎ、女性や若者が入りやすい店にリニューアルした。8時間かけて薫製した炭火焼ベーコン（590円）、自家製オリーブ（290円）が自慢だという。リニューアル前からのファンも大切にしており、ちくわのタルタル（490円）や肉豆腐（610円）などの「かあちゃんメニュー」もそろえる。席数は55席。客単価は3,000円。

　同店では、定期的な仕入れが可能になったことを背景に3カ月前からラクレットをメニューに加えた。ラクレットは、牛の乳を用いたチーズの断面を温め、溶けた部分をナイフで削り野菜などに絡めて食べるスイス・フランスの伝統料理。日本では、「アルプスの少女ハイジ」をきっかけに知られるようになった。

　ラクレットメニューは、「1人前ラクレットチーズ（自家製ベーコン・ウインナー・ジャガイモ・ブロッコリー・バケット）」（1,000円）、「野菜ラクレットチーズ」（880円）、「じゃがバターラクレット」「バケットラクレット（生ハム）」「デザートラクレット（はちみつ・アイス）」（以上780円）。

　営業時間は17時～翌1時。水曜定休。