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千住の祭りの風物詩「地口行灯」3年ぶりにともる

千住の板垣通りに「地口行灯」が設置された

千住の板垣通りに「地口行灯」が設置された

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 千住で3年ぶりに「地口行灯(じぐちあんどん)」が設置された。コロナ禍で祭りの中止が続き、今年は少しでも祭りの雰囲気を感じでもらおうと、千住5丁目町会が通称「板垣通り」に100基の行灯を設置した。

行灯には一つ一つ手作りの地口絵紙が貼られ夜になるとともされる

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 地口行灯は、だじゃれの一種である言葉遊びで、ことわざや芝居のせりふ、格言などを似た音を置き換えた「地口」を作り、滑稽な画を書いた地口絵紙を貼った角形の行灯のことをいう。江戸時代に始まり、祭りの際に奉納して神社の参道や鳥居などに飾った。

 地口行灯は、江戸時代の千住宿の文化や暮らしを感じられるようにと20年ほど前に復活。当時の千住五町連合が、都内でも希少な手描きの絵馬屋「吉田絵馬屋」協力の下、400基の行灯を一つ一つ手作りで作業し、それが人気となり、神社や通りのほか、商店街や住宅の軒先にも飾られた。

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