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千住に昭和レトロな「ぽっぽ堂。」 世代を超えホッとできる場所目指す

「具だくさんの炊き込みごはんと味自慢とんとんとん汁」

「具だくさんの炊き込みごはんと味自慢とんとんとん汁」

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 足立区千住東に11月1日、食堂「ぽっぽ堂。」(足立区千住東2、TEL 03-5284-5955)がオープンした。店舗面積は10坪で、席数はカウンター10席、テーブル2席、座敷4席。

「ぽっぽ堂。」店内の様子

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 「おいしい、楽しい、大人も子どももホッとする、そしてちょっと懐かしい」場所を提供したいとの思いから、料理研究家・品川の万里ねぇ。さんが開いた同店。店名の由来は「平和の象徴ハト」の愛称「ハトぽっぽ」から。

 ランチメニューは、「具だくさんの炊き込みごはんと味自慢とんとんとん汁」「牛スジコン煮込み定食」「牛ホルモン味噌(みそ)煮込み定食」(以上600円)の中から日替わりで用意する。炊き込みご飯、豚汁、ライスはお代わりができる。

 万里さんの祖父から受け継がれてきた「秘伝のたれ」ベースの豚汁に、万里さんが開発した「サクサクにんにくふりかけ」をかけると異なる味を楽しむことができるという。「カレー粉をかけるのもお勧め」

 万里さんはこれまで、大手コンビニエンスストアの商品開発やチェーン展開する居酒屋のコンサルタント、ドラマの食事のシーンのコーディネートなどを手掛けた経歴を持つ。「死ぬまでが勉強」がモットーのため、肩書は料理勉強家。昭和の日本中が元気だった時代が好きで、店内には昭和のヒーローの人形も多く飾り、駄菓子も販売している。

 夜のメニューは、大皿料理をカウンターに並べ日替わりで提供する。「油揚げのネギ味噌」(250円)、「春菊のゴマ和え」(300円)、「国産トロトロ牛スジの煮込み」(500円)などのおばんざいをそろえる。

 同店の職場のテーマは「女子高校の文化祭」。「何でも楽しかった、あの頃の感覚を忘れてほしくない。得意なものがある人は得意なことを生かして、苦手なことはみんなで助け合う。急用があれば仕事を休んでもいい。だから100歳の人でも働いてほしい」と呼び掛ける。幼児をおんぶする母親もカウンターに立って働いている。万里さんは「ゆくゆくはワークショップやガレージセールも開きたい。みんなが世代を超えて集える場所にしたい」と夢を語る。

 営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時、ディナータイム=17時~23時。土曜・日曜・祝日定休。

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